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ベンチャー部門で大賞を受賞 QPS研究所
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九州、山口各県代表で初めて
地球観測用の小型衛星の開発を手掛ける㈱QPS研究所(福岡市中央区天神1丁目、大西俊輔社長)は10月19日、九州、山口の各県や九州経済同友会などで構成する九州・山口ベンチャーマーケット実行委員会(福岡市博多区東公園、貫正義委員長)主催のビジネスプランコンテストのベンチャー部門で最高位の大賞を初受賞した。
同部門は創業年数に条件を設けず事業の将来性などから選考し、事前に各県から選出された企業の中から最も高い評価を受け選ばれた。
同社は天候や昼夜を問わず地上観測が可能な小型人工衛星を開発しており、昨年冬に資金調達の中でも事業開発段階の位置づけ「シリーズA」として、九州最大規模の23億5000万円の調達を実施した。来年上半期に1機を打ち上げ、さらに2024年までに36機を打ち上げることで、リアルタイムで地球観測の実現を目指し災害時の救出活動などに役立てる事業計画を発表した。同社は「世界に革新をもたらす全天候型小型レーダー衛星の成功に向けて、期待に沿えるようまい進したい」と話している。
2018年11月6日発行