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ベンチャー企業投資のCVC子会社設立 ゼンリン


週刊経済2021年3月30日発行

総額25億円のファンド立ち上げへ

住宅地図メーカーの㈱ゼンリン(北九州市戸畑区中原新町、髙山善司社長)は1月26日付で、ベンチャー企業投資のCVC子会社㈱ゼンリンフューチャーパートナーズを設立した。3月12日から業務を開始した。
M&Aや協業・資本提携で事業領域を拡大してきたが、これまで以上に広範かつ多岐にわたる分野・業種のベンチャー企業との協業や資本提携に向けたもの。㈱ゼンリンフューチャーパートナーズ(東京都千代田区西神田1丁目)は資本金5千万円(資本準備金2千5百万円含む)、社長には松下春喜氏が就任。今後、総額25億円のファンドを立ち上げてベンチャー投資を実施していく。
同社では「CVCを通じてゼンリングループとの事業シナジーが認められる企業への投資のほか、最先端技術や独自サービスを有するベンチャー企業への経営資源の提供によって、柔軟かつスピーディーに新規事業の共創を実行できる体制を構築し、さらなる企業価値の向上を目指していく」と話している。