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ベンチャー企業に特化したオフィス仲介事業開始  アイ・ビー・ビー    10坪以下のオフィス中心


 起業家やIPO(株式上場)支援、インキュベーション施設運営の株式会社アイ・ビー・ビー(福岡市中央区天神2丁目、廣田稔社長)は6月1日、ベンチャー企業に特化したオフィス仲介事業を開始した。
 同社で、起業家向けのセミナーや経営塾の主催、インキュベーションオフィス(ibb fukuoka ビル)やワーキングスペース(ibb 天神 ポイント)を運営。起業家支援の充実を図るとともに、新たな収益源として事業を拡大するために事務所や店舗の仲介実績やノウハウを持つ不動産仲介業の株式会社ハートエステート(同区大名1丁目、青柳卓也社長)と提携し、顧客満足度を高めていく。対象は、創業間もない起業家や従業員が2人~10数人程度で33平方m(10坪)以下のオフィスを探すベンチャー企業で、ibb fukuoka ビル入居者以外からの相談にも対応していく。廣田社長は「これまで培ったネットワークやノウハウをもとに起業家向けの情報提供やアドバイザー紹介など、不動産情報以外のプラスアルファの部分でもきめ細やかにサポートしていく」と話している。
 アイ・ビー・ビーは2009年7月設立。資本金500万円。廣田商事株式会社のグループ会社で、起業家支援やIPO支援を手掛けており、これまでに200社以上を支援した実績を持つ。
 ハートエステートは2011年7月設立。資本金300万円。大名、西通地区の事務所や物販店舗、商業施設の仲介に強みを持つ。