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ベトナム・ハイフォン市で住宅を共同開発 西日本鉄道
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海外住宅事業で初のマジョリティ出資
西日本鉄道㈱(福岡市中央区天神1丁目、倉富純男社長)は、総事業費約9000億ベトナムドン (約45億円)を投じて、ベトナム・ハイフォン市で、ベトナム・シンガポール工業団地(以下VSIP JSC、本社・ハノイ市、フィン・クアン・ハイ代表)との共同事業による住宅を開発する。
同社はこれまで現地のデベロッパーや日系企業と共に、ベトナム・ホーチミン市で4件の住宅開発プロジェクト、インドネシア・ジャカルタ近郊での戸建て住宅・商業施設の複合開発プロジェクトに参画しており、今回設立する合弁会社は、出資比率が西鉄70%、VSIP JSC30%と初のマジョリティ出資となる。ベトナム北部最大の港湾都市ハイフォン市は人口が約200万人で日系企業の進出も多く、堅調な経済成長と人口増加が続いており、高い住宅需要が見込まれている。
同社では、これまで日本やホーチミン市での住宅開発プロジェクトで得た知識と経験を生かし、VSIP JSCが開発を進める約1600haの大規模工業団地「VSIP ハイフォン」内の一角(約 9・5ha)において、分譲タウンハウス(連棟式住宅)458戸と戸建住宅61戸の開発を主導する。来年4月に着工し、19年9月の完成予定。来年7月から販売を開始する。同社では「今後も、経済成長が続くベトナムや近隣のASEAN諸国を中心としてさらに開発を推進し、事業基盤の拡大に努めいく」と話している。
なお、VSIP JSCの正式名称は、Vietnam Singapore Industrial Park and Township Development JOINT STOCK COMPANY。
2017年10月31日発行