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ベトナムの自社工場製造の米焼酎3品目を国内販売 才田組 初年度2億円の売り上げ目指す
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土木建設業株式会社才田組(福岡市博多区光岡町一丁目、才田善之社長)の酒類販売事業部は一月二十五日、ベトナムの自社工場で製造した三品目の米焼酎「古都三昧」の輸入販売を開始した。
同社は事業拡大の一環として、二〇〇一年二月に酒類卸売免許を取得したのを機に日本国内での酒類取り扱いを開始しており、自社製焼酎の販売は「夢玄米」、「ざ・こめ」に続く三品目となる。当面は大手卸会社を通じ、九州地区の百貨店や飲食店向けに販売し、徐々に九州地区以外のエリアに販売を拡大していくという。初年度は二億円の売り上げを目指す。
同焼酎は京都府在住の杜氏とのタイアップ企画として実現。二毛作によって収穫された高品質新米を原料に使用したのが特徴で、アルコール度数は二十五度、価格は七百五十ミリリットルで千五百円となっている。
製造するのはベトナムのフエ市に本社を置く一〇〇%出資の酒造会社 「フエフーズカンパニー」(代表・才田善彦株式会社才田組会長、資本金百五十万ドル)。海外での土木・砕石事業に携る中で、同所が良質な水源地として多くの飲料メーカーの製造拠点が集積していることに着目し、九五年に初の酒造場を開設した。敷地面積は二万平方メートル、工場面積は一万平方メートルで、主にベトナム国内向けに、清酒(日本酒)、焼酎(甲類・乙類)などを製造販売している。
同社は一九二三(大正十二)年一月創業、五五年十二月設立、資本金は九億四千二百九十五万円、〇四年六月期の連結売上高は四十六億七千四百万円、従業員数は百二十一人。
才田社長は五八年十一月四日生まれの四十六歳、甘木市出身、熊本大 学大学院資源開発工学科研究科終了、趣味は読書、ゴルフ。
2005.2.8 発行 週刊経済より