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プロバスケ観戦体験の価値向上目指したプロジェクト QTnet


週刊経済2023年7月4日発行号

広島ドラゴンフライズと共同で

九電グループの情報通信事業会社、㈱QTnet(同市中央区天神1丁目、岩﨑和人社長)は6月1日、男子プロバスケットボールクラブ広島ドラゴンフライズの運営会社、㈱広島ドラゴンフライズ(広島市、浦伸嘉社長)と最先端のAIカメラを活用し観戦体験の価値向上を目指した共同プロジェクトを始動した。
これはAIカメラで観戦者の情報を収集・分析し、新たなマーケティング戦略の策定や商品開発などによって、より感動的な観戦体験の提供を目指すもの。QTnetはこれまでのAIを活用した実証実験の知見を生かし、AIカメラの開発やデータ分析、マーケティング支援を実施。AIカメラは、同社のオープンイノベーションプログラム「TSUNAGU2022」で優秀賞を受賞したHMS㈱(福岡市、胡振程[コ シンテイ]社長)と共同開発する。
同プロジェクトの実施期間は来年5月31日まで。広島ドラゴンフライズのホームゲーム会場の入場ゲートにAIカメラを設置。入場履歴や・性別、年代、眼鏡・帽子の有無など取得した観戦者の属性を分析し、マーケティング戦略の策定や商品開発の検討を共同で実施。広島ドラゴンフライズがシステムの運用、個人情報に関する掲示・告知、データ分析、施策の立案・実施、QTnetがシステムの開発・提供・保守、データ分析、施策の立案を担う。