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プログラミング授業支援サービスを開始 しくみデザイン


来年10月まで無料

システム開発の㈱しくみデザイン(福岡市博多区博多駅前4丁目、中村俊介社長)は10月27日、教育機関向けにプログラミング授業を支援するサービスを開始した。
同社は、2020年度から文部科学省と総務省、経済産業省による全国の小学校でプログラミング教室の充実化を図る取り組み「みらプロ」に協力企業として参画。小学校に対して同社プログラミングアプリの「Springin’ (スプリンギン)」を使用した授業指導案の作成や講師の派遣、教師へのプログラミング講習をしていた際に、指導者不足や教材準備の負担などプログラミング授業が困難になっていることから、難しいパソコン操作や指導者の経験や知識、プログラミング言語の理解などを必要としないサービスとして教育機関向けに提供する。
サービス名は「Springin’Classroom(スプリンギンクラスルーム)」で、カリキュラムなど小学校での指導案や複数端末を一元管理できるセットアップコード、生徒の作品を管理、配布する共有ボックスなどが利用できる。2021年10月末まで無料で、料金は利用端末20台、ワーク保存300点までのベーシックプランで月額1万4800円を予定している。中村社長は「無料提供することで、全国の小学校で利用してもらい、認知度拡大につなげたい」と話している。
中村社長は滋賀県出身。1975年8月25日生まれの45歳。九州芸術工科大学大学院芸術工学研究科博士後期課程修了。趣味は料理。同社は2005年2月設立。資本金は5020万円。決算期は1月。従業員数14人。

2020年11月10日発行