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ブロックチェーン活用のデバイス連携技術を提供開始 TRIART


初年度50件の事例構築を目指す

ITソリューション事業などを手掛ける㈱TRIART(飯塚市川津、今津研太郎社長)は今春、ブロックチェーン活用のデバイス連携技術の提供を本格的に開始する。
グリッドコンピューティング(演算処理装置〔CPU〕を結び、一つのコンピューターシステムとして高度な計算能力を実現する技術)をブロックチェーン(複数の分散されたブロックと称されるデータの単位をチェーンのように連結し、記録する分散型台帳技術)を活用し、端末間で形成したネットワークで情報形成する仮想ビッグデータ処理技術、「XCOA(クロスコア)」を実用化。企業や組織内情報の機密運用化や不正の防止、通信インフラの弱い発展途上国などにおける高度情報サービスの提供など幅広い分野で、安全に分散したデータの活用が可能となる。コンピューターソフトウェアの開発、提供の日本マイクロソフト㈱(東京都港区、平野拓也社長)や情報セキュリティ事業を展開する㈱ラック(東京都千代田区、西本逸郎社長)らとパートナーシップを締結。初年度は50件の事例構築を目指し、パートナーとともに普及拡大を図る。今津社長は「数億円の売上を目標にXCOA技術の有用性を広めていく。情報処理やIoTの手段として国内外に展開していく」と話している。
同社は2003年1月設立。資本金1000万円。従業員数15人。

2019年4月9日発行