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ブロックチェーン技術活用の実証実験プロジェクトを公募 飯塚市


週刊経済2023年5月30日発行号

全国を対象に、募集期間は6月1日から30日まで

飯塚市(片峯誠市長)は、ブロックチェーン技術を活用した実証実験プロジェクトを全国から公募する。
ブロックチェーン技術は複数の既存情報を組み合わせることで、新たな用途や価値を創出する情報基盤技術で、先端成長産業の基盤になるといわれている。IT関連産業の集積を産学官連携で取り組んできた同市は、21年11月に地元の産学官代表による「飯塚市ブロックチェーン推進宣言」を発出、23年3月には市独自の「飯塚市産学官産業共創ビジョン」を策定、新たな産業の創出に向けた動きを本格化している。今回、社会や地域課題の解決を図り、豊かで便利な市民生活の実現や新たな産業の創出、市の魅力に魅力につながり、市が効果的な支援を行うことができる案件が対象。募集期間は6月1日から30日までの1カ月間。7月中旬から8月上旬に開かれる採択審査会で支援を決定。審査を通過した参加者は8月中旬から事業を実施し、来年2月末までに事業を完了させるスケジュール。事業終了後に実施報告を行い、成果発表に臨む。
経済政策推進室産学担当の大隈友加主幹は「飯塚発となるプロジェクトを全国から公募するのが特徴。社会実装につながるようなプログラムが実施されることを期待したい」と話している。