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ブロックチェーン事業を本格化 スルー
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来春の実用化を目指し
ウェブシステム開発のスルー㈱(福岡市中央区大名2丁目、西出寿也社長)は11月1日、仮想通貨の分散型台帳技術「ブロックチェーン」の事業を本格化し企業向けプロモーション活動を開始した。
ネットオークションやネットショッピングなどネット上で集中管理を要する企業をターゲットに、主にブロックチェーンを使った技術コンサルティングをしていく。これまでの研究を基盤に企業のニーズに合わせたシステムを開発し来春の実用化を目指す。ブロックチェーンとは誰がいつ誰にいくら支払ったかなどのデータを記録するシステムのことで、今後は様々な業種にも関わってくるだろうとされているIT業界で注目のシステム。集中的な管理者が不在でもネット上の登録事項やマッチングなどが自動化されコストが削減でき、データ消失のリスクが無くなるなどのメリットがある。西出社長は「福岡でブロックチェーン技術のトップ企業になりたい。ブロックチェーンを必要としている企業に価値を提供しながら拡大していきたい」と話している。
同社は2015年8月設立。資本金100万円。西出社長は早良区出身、1981年3月25日生まれの36歳。九州大学大学院システム生命科学府修了。趣味は語学の勉強。
2017年12月5日発行