フランスの高度専門家教育機関２校と包括学術協定　日本経済大学

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学生の交換留学、教員の相互派遣など

日本経済大学（太宰府市、都築明寿香学長）は４月２５日、フランスの専門家教育機関「グランゼコール」のＥＳＣクレルモン・ビジネススクールとケッジ・ビジネススクールの２校と学術交流、学生派遣の包括的学術協定を締結した。

「グランゼコール」は主に教養を身につけることを目的とする大学と比べてビジネスやサイエンスなどの分野で高度な専門知識を学ぶためのフランス独自の高等教育機関。高校卒業後に２年間グランゼコールの準備課程で勉強し、さらに難易度が高いグランゼコールを受験、入学できるのは全学生のわずか５％ほどといわれており、卒業後は企業の幹部候補生などとして働くことができる。今回の協定を皮切りに、学生の交換留学、教員の相互派遣、学術共同プログラムの策定・推進など交流・協力を進めていく。

ＥＳＣクレルモン・ビジネススクールは１９１９年に同国中部のクレルモン・フェランに創立されたビジネスのグランゼコール。約１７００人の学生が在籍し、そのうち３５％は外国人というグローバルなスクール。世界１１０校の大学と提携を結んでいる。ＥＳＣは２００社の企業とネットワークがあり、インターンシップなどを体験することもできる。ケッジ・ビジネススクールはボルドーとマルセイユの２つのスクールが合併して２０１３年に開校。メインキャンパスはボルドーとマルセイユだが、同国内だけでなく中国やアフリカなどにキャンパスが１１カ所あり、約１万４８００人の学生が在籍している。ＫＥＤＧＥでは、マーケテイングやサプライチェーンについて学ぶことができる。