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ビジネス需要回復見据え、法人企業意見交換会 福岡国際空港
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週刊経済2022年3月15日発行
海外エアと地場企業と初のマッチング
福岡空港を一体運営する福岡国際空港㈱(=FIAC=福岡市博多区下臼井、永竿哲哉社長)は3月2日、同社が入居する国内線ターミナル別棟3階特別会議室で「海外ビジネス渡航法人企業意見交換会」を開いた。
3月1日に新型コロナウイルスの感染防止対策の一環で政府が実施している入国制限、いわゆる水際対策が緩和されることや、ポストコロナを見据えた航空需要の回復などを見据え、海外エアラインと地場企業とのマッチングを目的に同社主催で開催された。意見交換会には国際線に乗り入れている韓国、中国、香港、台湾、東南アジア、欧米のエアライン14社、海外出張を手配する旅行会社2社、海外展開する県内の地場企業12社から約60人が参加。会場ではエアライン各社が法人向けサービスや直行便再開スケジュールなどを説明した後、地場企業と個別面談やFIACが運営するラウンジや有料待合室を見学する時間も設けられた。
意見交換会の実施を企画した空港営業本部長のチンリオン・テオ執行役員は「エアライン、地場企業が情報交換できる機会がなかったことを踏まえ、当社のイニシアチブで開催した」とした上で、「政府の水際対策が緩和されることが決定するなど良いタイミングでの意見交換会となった」と意見交換会を実施した意義を強調した。今後、同社では2回目以降の意見交換会の実施も検討しているという。