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パーティー用の大型さつま揚げを開発 関屋蒲鉾


週刊経済2022年7月12日発行

創業140周年記念

かまぼこメーカーの関屋蒲鉾㈱(柳川市筑紫町、緒方尚美社長)は、創業140周年を記念し、巨大さつま揚げを開発、7月4日から発売した。
創業140周年を記念して開発したさつま揚げは、通常のさつま揚げ(70g)の約20枚分ある1・4㎏で、商品名は「デカすぎてすみま天(てん)!」。柳川に来る人に面白いインパクトのある商品を開発したいとの思いで、140周年にかけて、1・4㎏のさつま揚げの開発に着手した。ゴールデンウィーク期間に開催したイベント「せきや祭り」では、直営店でテスト販売したところ、反響が大きかったため直営店と自社ECサイトでも全国販売することを決定。キャンプなどのアウトドアブームもありバーベキューやパーティー用として販売する。味はじゃがバター、鶏なんこつ、マヨコーン、めんたいの4種類で、価格は3600円(めんたいは3900円)。約1・4㎏のさつま揚げは受注販売のみだが、約1㎏(価格2500円)のさつま揚げは常時、直営店とECサイトで販売している。同社は「人の顔より大きな直径と厚み、そして重みのあるさつま揚げは、機械で製造が困難なことから、1つ1つ職人がさつま揚げの元となる魚のすり身を丁寧に伸ばして、成形している」と話している。
同社は1882年7月創業、1930年1月に合名会社関屋本店設立し、1991年8月に関屋蒲鉾㈱を設立。資本金は1千万円。従業員数は63人。