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パスタ関連伸長やレストラン黒字化で増収増益 ピエトロ
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今期も増収増益を計画
東証1部上場で食品製造・販売やレストラン事業を展開する㈱ピエトロ(福岡市中央区天神3丁目、高橋泰行社長)の2019年3月期連結決算は、売上高が前期比0・7%増の96億8300万円、営業利益が同3・9%増の5億3800万円、経常利益が4・1%増の5億3000万円で増収増益となった。
売上高は食品事業では主力のドレッシング商品で期中に19品終売による3億1600万円の減収などで前期比3・1%減となったが、第2の柱と位置付けるパスタ関連商品が昨年春にリブランドした「おうちパスタ」シリーズが前期比2倍(1億6800万円の増収)で推移するなど38・5%増と大きく伸長した。レストラン事業でも直営4店、FC4店閉店の影響があったものの、既存店活性化策が奏功し既存店が前期比7・4%増と好調で1・6%の増収となり、全体でも2期ぶりの増収となった。
利益面では新商品のリニューアルやパスタ関連商品の育成に伴う販売促進費の増加などがあったが、レストラン事業の6期ぶりの黒字化などが奏功し、営業利益、経常利益ともに2期連続の増益を確保した。当期純利益は1・2%増の2億8800万円と2期ぶりの増益となった。
事業別に見ると、食品事業は売上高が0・4%増の69億3400万円、部門営業利益が6・9%減の18億8600万円だった。レストラン事業は売上高が1・6%増の25億8400万円、部門営業利益が3200万円と前の期の7200円の損失から6期ぶりに黒字転換した。その他事業(本社ビル等の賃貸)は売上高が1・1%減の1億6400万円、セグメント利益が2・6%減の9000万円だった。
今期は、食品事業で引き続き主力ドレッシングの280㎖シリーズの選択と集中による販売推進やパスタ関連商品の育成強化、冷凍商品カテゴリーの強化を図り、売上高が1・4%増の98億2000万円、営業利益が2・1%増の5億5000万円、経常利益が1・7%増の5億4000万円、当期純利益が4・0%増の3億円の増収増益を予想している。
2019年6月11日発行