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パイオニアとパートナーシップ契約 ゼンリン
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週刊経済2022年9月27日発行
EVソリューションに関する技術基盤構築
住宅地図メーカーの㈱ゼンリン(北九州市戸畑区中原新町、髙山善司社長)は8月31日、パイオニア㈱(東京都文京区、矢原史朗社長)とEVソリューションに関する技術基盤の構築に向けたパートナーシップ契約を締結した。
EV利用時の課題解決と利便性向上に特化したソリューションを開発するための技術基盤構築およびソリューション/サービスの提供を目指すもの。パイオニアのルート最適化技術と特許取得済のエネルギー効率推定技術(燃費/電力消費率)により、車の移動に伴うCO2排出削減をサポートするクラウドプラットホーム“Piomatix for Green”と、ゼンリンが有する標高・勾配データを含む高精度・高鮮度な地図データや、全国を網羅するEV充電施設POI(Point Of Interest)データとその提供ノウハウを活用して、EV向けソリューションやサービスを開発していく。
同社では「脱炭素社会の実現に向け、EVシフトが顕在化しているが、EV特有の航続距離や充電インフラへの不安など、利用環境への懸念が課題となっている。高精度な航続距離情報の提供や、電欠不安を解消するソリューション、EV導入シミュレーションサービスなどにより、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを支援していく」と話している。
同社は1948年2月創業、1961年4月設立、資本金65億5764万円、従業員数は2440人。