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バーチャル案内係を本社受付に配置 明治産業
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週刊経済2024年3月26日発行号
デジタルサイネージ対応にエントランス改装
LPガス供給やリノベーション、不動産管理を手掛ける㈱明治産業(福岡市中央区薬院1丁目、明永喜年社長)は3月1日、本社エントランスを改装した。
「アート思考」を取り入れたビジネスを展開する中で昨年2月、本社エントランスの壁面や床にアーティストが直接、動物の画を描いて大胆な内装に変えている。さらに、今回は同所にデジタルサイネージモニタを設置し、受付にバーチャル案内係を配置した。エントランスに入ると人感センサーが反応してバーチャルの女性が動いて挨拶する仕組み。女性は等身大の着物を装っており、名前は社内公募で「唯花(ゆいか)」と命名されている。
女性を手掛けたのは岡山出身の美術画家・大森和枝さんで個展サポートや空間デザインなどアートディレクターとしてもマルチに活躍する。明永社長は「現在は動作や言葉が限定されているが、将来的にはAI導入により来訪者の名前と顔を蓄積して対応までできたら」と話している。