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バラエティ店「メリーメイズ」を市中初出店 JR九州リーテイル 6月開業の粕屋町の大型SCに
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九州旅客鉄道株式会社(JR九州)の全額出資子会社でコンビニエンスストア「am/pm」などを展開するジェイアール九州リーテイル株式会社(福岡市博多区博多駅前二丁目、伊藤敏夫社長)は六月四日に開業予定の粕屋郡粕屋町の大型ショッピングセンター「ダイヤモンドシティ・ルクル」にアクセサリー・グッズなどのバラエティショップ「メリーメイズ」を駅関連施設以外で初めて出店した。
メリーメイズ業態はJR博多駅構内など駅関連施設で店舗展開してきたが、親会社のJR九州が株式公開に向けて、グループ全体での成長戦略を描く中、「am/pm」事業に続く柱としての育成を念頭に駅関連施設以外の市中に初めて出店する。
新店舗は同業態で七店舗目。同SCのイーストモール一階に入居し、店舗面積は約百平方メートル。同業態の既存店では化粧品を取り扱っているが、新店舗では初めて化粧品を取り扱わず、雑貨、アクセサリーで三千品目以上を販売する予定。
メリーメイズはJR博多駅や大分駅、宮崎駅構内のほか、駅ビルであるフレスタ香椎(福岡市東区)やフレスタ熊本、アミュプラザ長崎に展開(鹿児島中央駅構内は駅改装に伴い三月末に閉鎖)。店舗ごとに商品構成が異なるが、化粧品とアクセサリー、グッズなどを組み合わせた業 態で、化粧品ではカウンセリングまで行う店舗もある。主な客層は店舗により異なるが十代~三十代と広い客層を持つ。標準的な店舗で店舗面積は百■以上としており、これまでは九州内の主要駅構内や関連施設への出店に止まっていた。
大分市に九州73店目の「am/pm」
また同社は四月二十八日、大分市賀来南一丁目に九州で七十三店目のコンビニエンスストア「am/pm」を出店した。
福岡、大分、熊本を中心に積極的に出店し、早期の百店舗体制を目指す一環。新店舗の「大分賀来店」は今期に入り初の出店で、大分県内では十三店舗目。ロードサイド型の店舗で、敷地面積約千七百平方メートルに、建物は地元ラーメン店と共同で入居。am/pmの店舗面積は約百五十平方メートル、同店の駐車可能台数は十三台となっている。今後の出店は五月に福岡、熊本で各一店舗をオープンする予定。
同社は一九九六年八月設立、資本金三億円。「am/pm」のほか、化粧品・アクセサリー・グッズなどのバラエティショップ「メリーメイズ」六店、スーパーマーケット「驛市場」一店、演劇場「博多座」のグッズ店「雅」二店などを運営している。二〇〇三年度の「am/pm」事業は新規出店が十七店、閉鎖が二店となり、計十五店の純増だった。四月末の「am/pm」の県別の店舗数は福岡五十三店、大分十三店、熊本六店、長崎一店となる。
2004.5.04 発行 週刊経済より