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バイオマス堆肥化施設建設・運営業者を募集 宗像市


事業期間は原則開始から15年間

宗像市(谷井博美市長)は10月10日、同市江口にバイオマス資源を有効利用し、堆肥を製造する施設の建設および運営を行う立地事業者の募集を始めた。

同市内で発生し、利用されず処分されている事業系生ごみや剪定枝、刈草、下水汚泥、し尿汚泥、藻などのバイオマス資源を原料に堆肥を製造、流通・販売することで、同市における循環型社会のモデルケールを構築するのが目的。場所は県道502号(玄海田島福間線)又田橋交差点近く、宗像清掃工場の北西側。面積は1万7159㎡。立地事業者は用地を宗像市から無償で借用し、バイオマス堆肥化施設および計量施設を建設・運営する。同堆肥化施設の建ぺい率は60%で容積率は200%。堆肥化処理における初期発酵は密閉型発酵装置で処理することを条件とする。事業期間は原則事業開始から15年間。

同市では排出されるバイオマス品目のうち、下水汚泥が年間4100トン、食品廃棄物が同630トン、剪定枝が同1000トン、刈草が同490トンの計6220トンと想定しており、これらのバイオマス資源を処理できる施設を公募する。

応募書類の提出締切日は来年1月26日まで。同年2月に選定委員会による審査を行い、5月に立地事業者を決定。7月に基本協定を締結する予定。詳細・問い合わせ先は宗像市市民協働環境部環境課資源廃棄物係まで。

データマッチング機能提供し婚活支援本格化

また同市は10月15日、7月に東郷駅前に開設し試験運営していた結婚相談所に会員プロフィールを閲覧できるデータマッチングサービスを付加し、本格的な婚活支援に乗り出した。

同市は少子化対策、団地再生を目的に結婚相談所「むなかた出会いサポートセンターJUNOALL(ジュノール)」を開設。これまで入会申し込みと入会前の相談のみ受け付けていたが、今後は既存の福岡、北九州を含む3拠点で登録会員のマッチングデータを共有し、出会いの場を創出する。現在の会員数は約1700人。またこれを機に、同市はNPO出会いサポートセンターJUNOALL本部(東京都、川森敬史最高顧問)と相互協力協定を結び、さらなる普及推進を図る。谷井市長は「福岡と北九州の中間に位置する宗像の役割として大勢の利用者がマッチングできるよう努力したい」と話している。

ジュノールは行政や公的機関、経済界が連携した非営利の婚活支援組織で、利用者は会員登録後、予約の上来館し、マッチングシステムに希望する条件や結婚観を入力し、条件に合う相手の画像やプロフィールを検索するほか、専門の相談員にも相談できる。

2017年10月24日発行