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ネット通信の4年制大学設置認可を取得  日本サイバー教育研究所   07年4月に開校


 ソフトバンク株式会社や九州電力株式会社などが出資する株式会社日本サイバー教育研究所(本部・福岡市博多区沖浜町、宮内謙社長)は、2006年11月30日付で、インターネットを活用した通信教育の4年制大学「サイバー大学」の設置認可を取得した。
 同社は昨年4月21日に、大学設置認可申請を文部科学省に提出し今回、認可を得た。同大学では、すべての授業を国内・海外問わずに、24時間通信のパソコンやコンピュータネットワークなどで受講でき、学生同士や教員との交流もインターネット上で可能にしたのが特徴。開校は07年4月。設置場所は、アイランドシティ中央公園南側の隣接地一角に建設している伯洋ビル(仮称)の3階。学部学科は、IT総合学部IT総合学科と世界遺産学部世界遺産学科。募集定員は各学部学科ともに600人。修業年限は基本4年(最長12年まで可)。学長には、吉村作治早稲田大学客員教授が就任する。

福岡市庁舎前でオープンキャンパス

 また同社は、07年1月21日、福岡市庁舎前ふれあい広場南口で「サイバー大学オープンキャンパス in 福岡」を開催する。
 これは福岡市、マイクロソフト株式会社、ナレッジネットワーク株式会社、NPO法人九州学生ネットワーWANの協力で開催し、サイバー大学の紹介を通じて、インターネット使用の学習スタイルの普及を目的としたもの。当日は、インターネットを通じたオンデマンドの授業について、客員教授である森戸裕一ナレッジネットワーク社長が「e-learningの可能性について」をテーマに講演するほか、サイバー大学職員の浅野信之日本サイバー教育研究所営業・企画室長とのトークセッションなども予定。また、マイクロソフトは、最新のIT機器「windows Vista」、「 2007 Office System」など体験コーナーも提供し、サイバー大学授業の視聴も体験できる。開催時間は午前10時から午後4時まで。参加費は無料。
 同社は、株式会社立の「サイバー大学」開校に向けた申請業務や運営を目的に、ソフトバンク株式会社や九州電力株式会社などが出資し、05年12月に設立。資本金は5億500万円。主要株主はソフトバンク株式会社、九州電力株式会社、RKB毎日放送株式会社、株式会社ゼネラルアサヒなど。