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ネット好調で売上高2・3%増の28億円 マツモト


赤字は1000万円に縮小

学校アルバム制作の株式会社マツモト(北九州市門司区社ノ木1丁目、松本敬三郎社長)の2017年4月期決算は、売上高が前期比2・3%増の28億1100万円、経常損益は前期5000万円から1000万円まで赤字幅を縮小した。

売り上げ面はインターネットを介した写真プリント販売が好調で増収。経常利益は同事業の利益貢献度が低いこと、さらに年度末の新工場立ち上げに伴い諸費用が増加したことから引き続き赤字となったが、当期純利益は繰延税金資産の計上により1400万円となった。

部門別では、学校アルバム部門では作業量が前年をやや上回ったものの、少子化による市場規模の縮小、単価下落が続き、売上高は同0・1%減の20億8900万円。一般商業印刷部門では、インターネット商品の印刷プリント販売および既存の印刷物が売り上げを伸ばしたため、同比10・1%増の7億2100万円となった。

今期もさらなる電子媒体との競争が予想されるが、主力のアルバム部門をベースに一般商業印刷部門、インターネット関連事業の伸長などに注力し、売上高は前期比3・2%増の29億円、経常利益は4000万円、当期純利益は約2・4倍の2000万円を見込んでいる。

2017年6月20日発行