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ネットで詳細地図を使った不動産物件情報 東京都のイースネット 福岡県域からスタート
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インターネットおよびソリューション関連事業の株式会社イースネット(東京都新宿区西新宿二丁目、大川龍喜社長)は、六月二十四日からインターネットで縮尺二千五百分の一の詳細地図を用いて、福岡県内の不動産 物件情報を提供するサイト運用事業をスタートする。これに先立ち、今月八日から福岡で、全国に先駆けて物件情報を提供する不動産業者の会員募集も開始した。
このサービスは、不動産事業者間有料サービスシステムと一般消費者向け無料サービスサイトから成り、名称は事業者向けが「イエナビビジ ネス」と一般消費者向けが「イエナビマップ」。料金は業者向けの「イエナビビジネス」システムが入会費五万円、毎月の会費はパソコン端末一台につき三万円。一般消費者向け「イエナビマップ」のサイト閲覧は無料。地図情報が詳細(二千五百分の一)なので物件の周辺情報がよく分かり、地図上で見たい物件をクリックすると、物件の詳細な情報が表示され、外観や室内を写真などでみることができ、店頭での営業もスムーズになるという。「不動産業者の中にはアナログで業務をしているところも多く、システム導入で作業時間も短縮され業務の効率化が図れる」(同社)と話している。将来的には動画の配信も可能で、より物件情報が伝わりやすくなる。今後は、十月までに熊本県、鹿児島県、広島 県および、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県のサイトをオープン。三年かけて全国展開する計画で、会員は全国の物件情報が取り扱えるようになる。
大川社長は「一般顧客向けのサイトはデザインを重視しており、会員に一件でも多くの契約が成立するように、多くの人に見てもらい事業者、一般顧客双方の活性化につなげていきたい」と話している。
同社は一九九九年五月設立、資本金は九千九百万円。
大川社長は青森県出身で、一九六四年七月二十一日生まれの四十一歳、亜細亜大学経営学部卒、趣味は格闘技観戦。
2003.05.20 発行 週刊経済より