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ニトリ、東京建物グループなどに分譲決定 福岡市


週刊経済2021年10月19日発行

アイランドシティの港湾関連用地2区画

福岡市は、アイランドシティ(IC)の港湾関連用地2区画について、家具・インテリア用品販売大手の㈱ニトリ(札幌市北区、似鳥昭雄社長)と不動産デベロッパー・東京建物㈱(東京都中央区、野村均社長)を代表とするグループ(4社)への分譲を決定した。

用地は、福岡市東区みなと香椎3丁目、新福岡市青果市場「ベジフルスタジアム」西側の2区画(A・B区画)で、今後は12月上旬までに土地売買契約を締結し、土地処分議案を福岡市議会に提出して議決を得た後、土地を引き渡す予定。A区画(4万982㎡)を購入するのはニトリで、分譲価格は77億3309万円(分譲単価18万8693円/㎡)。計画では倉庫・配送センター用地として、4階建て倉庫(延べ床面積12万2千㎡)を建設。2025年1月の操業開始を予定している。

B区画(3万9306㎡)を購入するのは東京建物のほか東急不動産㈱(東京都渋谷区、岡田正志社長)、㈱西日本新聞社(福岡市中央区、柴田建哉社長)、丸紅㈱(東京都千代田区、石附武積社長)の4社で、分譲価格は118億1897万円(30万685円/㎡)。倉庫・配送センター用地として6階建て倉庫(延べ床面積14万8213㎡)を建設。24年1月の操業開始を予定している。