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ドーガンなどVC3社から4500万円を調達 グリーンカード


開発費と増資に充当

WEBメディア運営などの㈱グリーンカード(福岡市中央区天神2丁目、羽生博樹社長)は、9月20日付で投資ファンド運営の㈱ドーガン(同区大名2丁目、森大介社長)などベンチャーキャピタル3社と1個人から計4200万円を資金調達した。
月間訪問者150万人の全国の小・中・高校や女子サッカーの試合結果などを掲載するWEBメディア「ジュニアサッカーNEWS」、同80万人の地域密着型サッカーポータルサイト「全国サッカー応援団」の主要2サイトの開発費などに充て、11月をめどにリニューアルする。調達先はドーガンのほか、投資事業のPE&HR(東京都千代田区麹町1丁目、山本亮二郎社長)、企業の事業開発支援の㈱インディージャパン(同中央区日本橋、津嶋辰郎社長)の3社、個人投資家1人(非公表)。調達資金のうち、信用向上を目的に1575万円を資本金に充て、6330万円に増資した。年内には1~2人を増員予定で営業体制を拡充する。来年度(19年12月期)は野球やバレー、テニスなどのアマチュアスポーツに対象を拡大し、広告収入の向上を図る。2022年にはアマチュアスポーツで月商1億円を目指していく。
「ジュニアサッカーNEWS」では広告枠の増設、小学校低学年や大学、社会人、Jリーグのカテゴリーを増設予定。「全国サッカー応援団」では掲載チームへの寄付コンテンツを設けるほか、大学、社会人、Jリーグのカテゴリーを増設する。羽生社長は「主要メディアの運営基盤の強化を図り、よりサービス開発に注力していきたい」と話している。
同社は2015年1月設立。従業員3人。スポーツチームのホームページの制作、約50人の在宅ライターによる大会結果速報ライティング事業、ジュニアや保護者向けのイベント事業、サッカーチームの監督など支援事業も手掛ける。今年4月には高校スポーツの結果速報や選手個人にフォーカスしたWEBメディア「高校スポーツドットコム」を開設。
古賀社長は東京都出身。1970年5月24日生まれの48歳。97年に㈲西東京通信を設立し社長に就任、通信事業に携わる。2004年に福岡でWEB制作会社を設立し社長就任、約150社のホームページを制作・運営。09年に同社を売却し、10年から九州大学の学術研究員として活動。糸島市との共同プロジェクトや地域マネーの展開などを手がけた。13年には希クリエイティブ総研㈱の社長に就任し、糸島地域のポータルサイト「伊都ロコ」などを運営していた。15年1月に㈱グリーンカードを設立し、社長就任。

2018年10月16日発行