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ドローン活用したプラント設備保全を強化 岡野バルブ製造


週刊経済2024年10月30日発行号

千葉のリベラウェアと提携

発電プラント用高温高圧バルブ製造業の岡野バルブ製造㈱(北九州市門司区中町、岡野武治社長)は、今後ドローンを活用したプラント設備保全に力を入れる。
同社はすでにドローンサービスの提供体制を整えるため、9月20日に国産小型産業用ドローン事業を展開し、福島第一原子力発電所内の設備調査などで協業関係にあった㈱Liberaware(リベラウェア、千葉市、閔弘圭社長)と資本業務提携。高所・狭所・暗所の点検や撮影データを利用した3Dモデリングなどの技術を得意とする同社が開発したドローン「IBIS2」のパイロットチームを社内に組成するなど、効率的なドローン調査を進行するための組織作りも完了している。
今後は老朽化した国内インフラ・プラント設備に対し、ドローンを活用した点検やDXソリューションを展開していくとともに、中長期的には同社のドローン開発の知見と岡野バルブ製造が持つ非破壊検査現場での豊富な経験を生かしてドローンの共同開発を目指す。