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ドラッグイレブンの所有全株式を譲渡 JR九州


週刊経済2023年5月16日発行号

ドラッグストア大手のツルハHDに

九州旅客鉄道㈱(JR九州、福岡市博多区博多駅前3丁目、古宮洋二社長)は5月末、持分法適用関連会社である㈱ドラッグイレブン(大野城市川久保一丁目、半澤剛社長)の全保有株式を、ドラッグストア全国大手の㈱ツルハホールディングス(札幌市東区、鶴羽順社長)に譲渡する。
JR九州では2020年5月に、100%出資子会社だったドラッグイレブンの全株式の51%を、全国でドラッグストアや調剤薬局を 2584店舗(今年4月15日現在)展開するツルハグループに譲渡し、同グループの事業ノウハウなどの経営資源を活用しつつ、事業規模拡大や収益性の向上に取り組んできた。しかし、ドラッグストア業界では、業種・業態を超えた競合激化やM&Aによる規模拡大などで厳しい経営環境が続いていたため、ドラッグイレブンの今後の成長と企業価値向上には、同社がツルハHDの完全子会社として運営されることが最適と判断し、株式譲渡を決定した。これに伴い、ドラッグイレブンはJR九州の持分法適用関連会社から除外される。