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トヨタ自動車九州とセキュリティシステムを共同開発 TRIART
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トヨタ自動車九州工場内に導入
九州工業大学発のベンチャー企業㈱TRIART(トライアート/飯塚市川津、今津研太郎社長)は9月6日、トヨタ自動車九州㈱(宮若市上有木、金子達也社長)とセキュリティシステムを共同開発した。
地場企業との連携に力を入れるトヨタ自動車九州から、地元ITベンチャー企業である同社に声がかかり実現したもの。システム名は「FLEXTHY(フレキシー)」。トヨタ自動車九州工場内のデータを管理するパソコンには、機密データを取り扱う際のセキュリティ対策が設定されており、外部だけでなく社内の担当者がデータを持ち出す際にも複雑な操作が求められていた。今回の共同開発では、暗号情報を分散するトライアートの独自技術「秘密分散」を取り入れることで操作方法を簡略化。6月から試験的に導入しており、安全性が確保できたことで本格的な運用を開始した。トライアートでは「年度中にブロックチェーンを活用した機密情報の流通管理により、高性能データ管理サーバを配置せずとも安全な機密データ管理を展開する」と話している。
同社は2003年1月設立。資本金は1000万円。
2017年9月26日発行