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デジタル需要低迷で業績下方修正  三井ハイテック    純利益は78%マイナスに


 半導体部品製造の株式会社三井ハイテック(北九州市八幡西区小嶺、坂上隆紀社長)は、09年1月期業績予想を大幅に下方修正した。
 デジタル製品の需要低迷に伴い、主力製品であるICリードフレームの受注数が当初予想よりも落ち込むと判断し、下方修正を決めた。修正予想額は、売上高が305億円で予想値から6・6%マイナス、経常利益が9億円で同38・9%のマイナス、当期純利益が7億円で同78・6%のマイナスとなった。当期利益に関しては、関係会社が保有する投資有価証券の評価額が下落し、3億円の特別損失を計上することになったことから、もっともマイナス幅が大きくなった。
 同社広報は「今期に入って業況が好転すると見込んでいたが、厳しい状況が続いている。特に利益面予想のズレが大きかったので、下方修正を発表した」と話している。