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デジタル病理画像AI解析システム メドメイン


病理医や医療従事者向け

医療ソフトウエアやクラウドサービスのメドメイン㈱(福岡市中央区赤坂2丁目、飯塚統社長)は2月1日、デジタル病理画像AI解析システムの提供を開始した。  サービス名は「PidPort(ピッドポート)」。病理医や医療従事者の業務効率化や支援のためのディープラーニングやAIを用いた独自画像処理技術で病理画像を解析するシステム。2018年10月に公開したα版では国内外の大学や医療機関など約50施設でテスト運用や実証実験をしている。インターネットが使用できる環境であれば機材導入など初期費用不要でいつでも使用可能。病理画像データ・症例情報の管理保管や遠隔病理診断の機能、加えて海外向け(直近では主に東南アジアがターゲット)はAI解析を搭載、国内向けは病理標本のデジタル画像化サービスを提供していく。将来的には国内でもAI解析機能を提供予定。  現在は、胃や大腸、乳腺、肺の組織判定をはじめ子宮頸部や尿の細胞判定に対してAI解析を用いることが可能。膵臓など他臓器の病理組織・細胞判定についても開発を進めながら、詳細な病理学的分類を判定できる人工知能の研究開発に取り組んでいる。  同社は2018年1月設立。資本金は1億1200万円。事業内容は医療ソフトウエア・クラウドサービスの企画開発、運営、販売。

2020年3月17日発行