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テクトムとEVスマート充電サービスに関する業務提携 アークエルテクノロジーズ
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週刊経済2023年1月11日発行(合併号)
複数車両の充電管理を最適化
カーボンニュートラルに向けたデジタルサービスなどを提供するアークエルテクノロジーズ㈱(福岡市中央区大名2丁目、宮脇良二社長)は12月21日、自動車用品の開発、データ分析などの㈱テクトム(東京都中野区、富田直樹社長)とEV(電気自動車)スマート充電サービスに関する業務提携を結んだ。
アークエルテクノロジーズは、企業のEV導入促進に向け、複数拠点、複数台を管理するEVスマート充電システムの開発を進めてきた。その中で、EVの充電率やGPSなどリアルタイム情報の取得が課題となっていたことから、テクトムが30年以上培ってきた、自動車からの情報取得を目的とするデータ解析、デバイス開発技術を活用し、複数台を最適に管理する「EVフリートマネジメント」のシステムを開発。今後は、国内外の対象EV車両の拡大や、ガソリン車にはないEV特有の取得項目の拡大、日本国外で当該国の法律に準拠したソリューション導入対象国の拡大を共同で推進していく。
日本海ガス絆HDグループと実証実験
また、同社は12月26日、日本海ガス絆ホールディングス㈱(富山市城北町、新田陽太朗社長)と日本海ガス㈱(同、土屋誠社長)と共同でEVスマート充電サービスの実証事業を開始した。
日本海ガス本社で、複数社メーカーの異なるEV車両、EV充電器、通信制御プロトコル(通信制御における約束事)を組み合わせた遠隔制御自動充電の仕組みを検証。テクトムとの提携で開発したEVフリートマネジメントのシステムを活用し、系統の制約やEV充電状態に応じた充電量をコントロールするEV充電サービスを実証実験する。製品版は3月に発売を予定している。
同社は2018年8月設立。資本金は6千万円(資本準備金含む)。従業員数35人。カーボンニュートラルに向けたデジタルサービスの提供、カーボンニュートラルを目指す企業向けコンサルティングなどを展開している。