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ツタヤ3階にスタートアップカフェ  福岡市    創業希望者の支援窓口開設


 福岡市は10月11日、創業支援の拠点となる「スタートアップカフェ」を同区今泉2丁目の「ツタヤブックストア天神」にオープンした。
 場所は同所3階の一角で、広さは約100平方m。同施設は、創業希望者に対し、相談やイベントの実施、支援者とのマッチング、中小企業診断士や弁護士などの士業の紹介、定例相談会の開催など、常駐するコンシェルジュをはじめとするスタッフがサポートし、ワンストップで開業できる窓口機能を備える。また、11月には同所内に雇用労働相談センターを設置し、気軽に相談できる体制を整えスタートアップの裾野を広げる。
 同所には、机やホワイトボードのあるワーキングスペースやフリースペース、ビジネス書籍のある情報コーナー、電源やコピー機(有料)、プロジェクターやスクリーンなどが用意されているほか、Wi―Fiが使用できる。創業希望者は「スタートアップクラブ」に登録することで、限定のイベントなどに参加できる計画。営業時間は午前10時~午後10時までで、年末年始を除いて無休。
 運営するのは、レンタルCD・DVD、書籍販売の「ツタヤ」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(東京都渋谷区、増田宗昭社長)で、事業委託期間は2015年3月末日まで、委託予定額は3500万円。エグゼクティブコンシェルジュを務める藤見哲郎株式会社ドーガン バイスプレジデントは「カフェの中では、積極的に書くという工夫を凝らしている。相談してもらうことで、リスクや問題を見える化し、創業の実現に向けて支援していきたい」と話している。