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タクシー配車アプリのジャパンタクシーと業務提携 otta


タクシー運転手の事故防止システムで

位置情報サービスの企画・開発業の㈱otta(福岡市中央区天神3丁目、山本文和社長)は6月5日、タクシー配車アプリ開発業のジャパンタクシー㈱(東京都千代田区、川鍋一朗社長)と業務提携した。
ottaは小型端末を使って児童や高齢者の移動状況を家族のスマートフォンなどに通知する見守りサービスを全国13自治体で提供している。今回はこれまでの統計データやAIを活用した危険予測機能をタクシーに搭載されたタブレットに追加し、事故の危険性が高いスポットでの音声による注意喚起で、運転手の事故防止につなげる。通常のカーナビ音声とは異なり事故が多い時間帯のみ音声が流れるため、運転手の慣れを防ぐ効果も期待できるという。現在は検証段階で、今年度中に1万台のタクシーの導入を目指す。山本社長は「これまでのサービスは行動履歴を通知するだけの見守りだったが、蓄積したデータを使って新しい価値を生むことができないかと考えていた。今回の提携を機に、今後も安心安全なまちづくりに取り組んでいきたい」と話している。

2019年7月17日発行