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タクシーフル稼働目指し運転手6千人募集   第一交通産業    九州・沖縄では2200人


 第一交通産業株式会社(北九州市小倉北区馬借2丁目、田中亮一郎社長)は、全国30都道府県のグループ会社でタクシー運転手を中心に正社員6000人を採用する。
 同社では昨秋から募集を強化して今年4月~9月に900人を採用したが、製造業を中心に人員削減が続き社会問題化していることから2009年3月末までを採用強化期間と位置づけ増強を図るもの。雇用の受け皿づくりを進めるとともに、タクシーのフル稼働を目指す。採用人員は全国6000人で、山口を含む九州・沖縄では2200人。他産業からの転職組が中心になることから、2種免許取得のための資格サポート体制や最新カーナビの導入、寮・社宅の提供など受け入れ体制の整備とともに、約60人の教育指導者を150人に増員して教育体制を増強する。同グループのタクシー保有台数は全国で約6900台で、運転手は約1万3000人。100%の稼働率を目指すには、最低3交代で2万人を超えるドライバーが必要となる。田中社長は「少なくとも2000~3000人確保しなければ、100%に近い稼働率は望めない。しかも第2種免許保有者ではない他産業からの転職組を積極採用しているので入社後の教育が必要で、人材募集とその教育に最大限の投資をしている」と話している。