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タイに自動車部品等洗浄装置製造の子会社   リックス   現地工場は12月に稼働開始


 福岡市博多区山王1丁目の機械製造・商社のリックス株式会社(安井龍之助社長)は、8月30日付でタイに自動車部品、半導体向け洗浄装置製造販売の子会社を設立した。現地工場は12月に稼働を開始し、高圧洗浄装置などの製造を始める。
 同社は、2003年3月にバンコク北部のバトゥムタニー県に販売子会社を設立。自動車、半導体業界向けに洗浄装置やポンプ類の販売とメンテナンス事業を展開してきたが、タイ国内の自動車関連産業が好調なことから、洗浄装置の設計・製作の拠点として製造子会社の設立に踏み切った。新会社は、バンコク南東のチョンブリ県の工業団地内に設立し、資本金は3,000万バーツ(約1億円)。 社長は、リックスの吉岡義隆取締役製品事業本部長が兼務する。社名は「SIAM RIX MANUFACTURING CO・LTD」(サイアム リックス マニュファクチュアリング)。従業員は当初15人でスタートし、年内には10人増員する計画。工場は当初1年間は賃貸で、その後買い取る方針。敷地面積は4,640平方メートル。 建屋は1部2階建で、延べ床面積は1,650平方メートル。約300平方メートルの事務所を併設し、クリーンルームも設置する。総投資額は2億5,000万円~3億円になる見込み。基本的に部品は現地調達し、手に入らない部品などは日本から調達する考え。初年度売上目標は5,300万バーツ(約1億6,000万円)で、その後は年商7,200万バーツを見込んでいる。なお、同社の海外の子会社は、タイ以外では上海にある。