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タイに現地法人を11月設立へ JR九州


不動産開発事業の早期実現目指す

九州旅客鉄道㈱(JR九州、福岡市博多区博多駅前3丁目、青柳俊彦社長)は、11月をめどにタイに現地法人を設立する。

これは2018年度までの中期経営計画において3つの重点戦略の1つとして「新たな事業と九州外エリアへの挑戦」を掲げ、流通・外食事業、ホテル事業、マンション事業、建設業などさまざまな事業において日本全国やアジアのマーケットを目指した事業拡大を推進する一環。同社では今年5月にバンコク事務所を開設し、タイ国内での不動産開発に関する情報収集や検討を図ってきたが、現地法人の設立によって、早期の事業実現を目指す。

現地法人の社名はタイJR九州キャピタルマネジメント㈱で、本社はバンコクに置く。資本金は1億2500万THB(1THB=3・2円の場合、日本円にして約4億円)で、JR九州が49%を出資し、残り51%を東急建設と鴻池組、西松建設の各タイ法人が共同出資する。準備が整い次第、新会社設立手続きに入り、設立完了は11月を見込む。

2017年10月11日発行