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タイに分譲マンション事業で初進出 西日本鉄道


総事業費72億円投じ第1弾を共同開発

西日本鉄道㈱(福岡市中央区天神1丁目、倉富純男社長)は、海外住宅事業4カ国目としてタイに分譲マンション事業で初進出する。
タイはGDP成長率が堅調に推移し、所得水準も上昇しているほか、2035年頃まで人口が増加する予測にあり、中長期的に旺盛な住宅需要が見込まれている。また、日系企業の進出も多く、親日であることや、福岡空港から直行便が就航していることなどから海外住宅事業での進出を決めた。その第1弾として現地のSCアセット コーポレーションパブリック カンパニー社と共同で総事業費72億円を投じてバンコクに2021年12月完成予定で分譲マンションを開発する。今回、海外住宅事業で初めて用地買収の段階から関わり、土地仕入れから販売まで一貫して携わる。同事業を通して、タイでの住宅事業のノウハウを蓄積し、今後の事業拡大を目指す。
第1弾の開発地はバンコク都の中心地から北部に位置し、、タイ大手企業本社や国営企業本社が多く所在するチャトチャックエリアで、商業施設に隣接。近隣にはバンコク中心部に直結するMRTパホンヨーティン駅や高架鉄道(BTS)の延伸計画があるほか、国主導の副都心開発計画で2020年にホテルや商業等大型複合施設が予定されるなど、利便性が高く、今後の発展が見込まれる地域という。敷地面積は3030㎡。建物は36階建てで、総戸数は約350戸。すでに用地を取得済で、今後既存建物の解体と建物計画を進めて、今年7月にも着工し、21年12月完成予定。

2019年1月8日発行