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タイで海外初の分譲マンション事業に参入 JR九州


9月に共同で現地法人設立

九州旅客鉄道㈱(JR九州、福岡市博多区博多駅前3丁目、青柳俊彦社長)は、タイ・バンコクで9月に共同出資の現地法人を設立し、分譲マンション事業に参入する。
同グループにとって海外での分譲マンション事業は初めて。タイでは昨年取得したサービスアパートメントに続く不動産事業第2弾。2016年~18年度の中期経営計画では3つの重点戦略の1つとして「新たな事業と九州外エリアへの挑戦」を掲げており、九州を中心に国内で実績のある分譲マンション事業は、海外でも培ってきたノウハウを生かせると判断。所得の上昇や人口の流入、公共交通機関の整備などで住宅需要が高まるタイ・バンコクでその第1弾プロジェクトを進め、同国における事業推進ノウハウを蓄積し、今後もタイをはじめアセアン地域での不動産開発事業を積極的に展開していく方針。プロジェクト概要は、後日改めて発表する。
9月に設立予定の現地法人は、バンコクの不動産ディベロッパー、オール インスパイアー ディベロップメント社(タナコーン・タナワリットCEO)と、日本国内で分譲マンションを展開する㈱フージャースホールディングスの100%出資子会社、フージャース アジア パシフィック社(本社:シンガポール、廣岡哲也社長)との3社共同出資。2社は2017年に共同でバンコク郊外での分譲マンション事業を開始しており、その事業は好調に推移しているという。

2018年9月4日発行