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ソラリアステージM2階の内科医院をプロデュース Inazma


週刊経済2021年4月27日発行

Web予約・問診導入で待ち時間短縮

クリニック向け・受診者向けソフトウエアの開発、クリニックのプロデュースなどを手掛ける㈱Inazma(福岡市中央区、古賀俊介社長)は4月1日、同区天神2丁目の商業施設「ソラリアステージビル」M2階に開業した内科医院「ゼロマチクリニック天神」にシステムを導入した。クリニック運営は、医師でもある古賀社長が個人事業で手掛ける。
フロア面積は約33㎡。同社が開発したWebアプリケーションを導入し、スマートフォンから時間予約、事前の問診が可能。予約・受付から問診、診察までを効率化し、待ち時間の短縮を図る。また、電子マネーを含むキャッシュレス決済にも対応し、接触頻度を減らした。診療時間は午前9時〜午後9時までで、休診日は火曜日・水曜日。診療科目は内科一般で、かぜや花粉症、生活習慣病、月経・妊娠に関する相談なども受け付ける。
古賀社長は「約10坪ほどのクリニックは日本でも最小規模だが、システムを活用することで運営できると判断した。ITによるユーザーファーストの考え方と医療を掛け合わせ、クリニックに通う上での不便さや面倒なことをできるだけ軽減したい。まずは検証とブラッシュアップを重ね、さらなる展開や他の医療機関への提供も視野に入れている」と話している。
同社は2019年10月設立。資本金500万円。従業員数は7人。