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ソフトバンクと連携し、スポーツ教育の実証実験 九州産業大学
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ICTを活用した遠隔指導
九州産業大学(福岡市東区松香台2丁目、榊泰輔学長)は11月15日、ソフトバンク㈱(東京都港区、宮内謙社長兼CEO)と産学連携し、ICTを活用したスポーツの遠隔指導に関する実証実験を始めた。実証期間は来年3月末までの約4カ月間。
スポーツおよび体育指導における新たなコーチングシステムの確立を視野に入れたもので、ソフトバンクのオンラインレッスンプラットフォーム「スマートコーチ」を活用。大学における「スマートコーチ」の導入は、全国で初めての試みとなる。実証試験は同大学人間科学部スポーツ健康科学科を通じて、剣道やバレーボール、ハンドボール、準硬式野球の部活動4種、約100人を対象に実施。学生がスマートフォンで撮影し、アップロードした競技中の動画に対して同大学専門教員やコーチが動作の改善点などを文字や図形、音声などで指摘。遠隔システムによって評価内容を発信するもので、場所や時間に制約されないオンライン指導の有効性について検証する。
また、同学科カリキュラム「スポーツ科学演習」などの講義やゼミなどを通じてオンライン指導の活用方法を議論し、スポーツ教育への応用の可能性を追究していく方針。さらに同大学では、期間中にスマートコーチ上の動画やコミュニケーション記録のデータ分析などを行う研究会や学生同士の意見交換会などへの活用、新たなスポーツ教育方法やICTに習熟した体育教員育成への有効性検証など実証実験を進めていくという。
2018年11月27日発行