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センコーとタイ・MKレストランなどと合弁会社 ランテック
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20%を出資
定温物流や冷凍、冷蔵の食品輸送を手掛ける㈱ランテック(福岡市博多区古門戸町、山中一裕社長)は2月26日、グループ親会社で物流大手・センコーグループホールディングス(大阪市、福田泰久社長)と、タイの外食チェーン企業・MKレストラングループなど5社で合弁会社の設立を発表した。
3月中に正式設立する予定で、場所はバンコク市内。資本金は日本円で約44億円。そのうちMKレストランは49・75%、センコーは29%、ランテックは20%で、残りの1・25%はセンコータイと現地企業が出資している。
MKレストランはタイ国内で9つの外食ブランド店を持ち、国内外で638店舗を展開している。今回の設立でMKレストランは、食品の自社物流部門(車両、物流センター、人員)を合弁会社に移管。同国内で高まる外食需要に対応するため、食品物流の業務効率化が課題だったという。これを受けランテックやセンコーは冷凍、冷蔵物流の技術やノウハウを提供する。来年春にバンコク市内に常温、冷蔵、冷凍の3温度帯の物流センターを開設予定で、ランテックは自社のトラックや、倉庫などに設けているドックシェルターなどの設備を同所に導入し、タイ国内での物流体制拡大を図るという。同社は「海外で冷凍、冷蔵物流のノウハウを広めていけるように展開したい」と話している。
同社は1953年7月設立。資本金5億1980万円。売上高465億円(17年3月期)。14年7月からセンコーと資本業務提携し、グループに入っている。従業員約2500人。東京、仙台、大阪など国内34ヶ所に事業所を構えている。
2018年3月13日発行