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スープ専門店を関西地区に初出店 ピエトロ
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週刊経済2021年8月17日発行
大阪駅そばのグランフロント大阪に
東証1部上場で食品製造・販売やレストラン事業を展開する㈱ピエトロ(福岡市中央区天神3丁目、高橋泰行社長)は7月15日、大阪市北区大深町の大型複合施設「グランフロント大阪」に関西初出店となるスープ専門店「PIETRO A Day(ピエトロ ア デイ)スープショップ&カフェ」を開店した。
ピエトロ ア デイは2019年4月に立ち上げたブランドで、「1日がhappyになるSOUP」をコンセプトに、同社シェフが監修するクオリティの高いスープを季節ごとに15~20種類(432円~)を販売。同社ではこのスープ事業をドレッシングやパスタ関連商品に続く第3の柱として、直営専門店やレストラン、通信販売など直販限定で拡販している。新店舗は大阪駅中央口または連絡橋口から徒歩1分の同施設うめきた広場地下1階に入居。店舗面積は約60㎡。
スープをはじめ、同社のアンテナショップとして看板商品のドレッシングやパスタソース、調味料、冷凍商品などを取りそろえるほか、直販店限定・季節限定商品や一般流通に先行して新商品などを販売。今回の出店を記念し、大阪限定販売の「にぎやかな街のSOUP たこと彩り野菜の大阪風ブイヤベース」(680円)も発売した。ギフトとしても好評のスープ商品は、オリジナルのふろしき(2色)やギフトボックス、メッセージカードも用意し、個数に合わせたラッピングに対応。カフェスペース(カウンター6席・テーブル8席)では、スープを中心としたフードメニューやスイーツなどを提供するほか、店内ではピエトロ ア デイオリジナルや同社キャラクターをあしらったグッズも販売する。営業時間は午前10時~午後10時(施設の営業状況に準じる)。
愛媛県内初のレストラン出店
また同社は同日、松山市宮西町1丁目の商業施設「フジグラン松山」2階に愛媛県内初となるレストランを開店した。四国地区には24年ぶりの出店。
「ピエトロ フジグラン松山店」はフランチャイズ店で、オーナー企業は1998年からピエトロレストランを展開し、現在北部九州3店舗と広島県内1店舗のFC店を経営する㈲はらだ企画(佐賀県唐津市)。出店したフジグラン松山は東証1部上場の総合小売業、㈱フジ(松山市)が運営するコミュニティ・ショッピングセンターで、場所はJR予讃線松山駅の北側徒歩7分、伊予鉄道環状線宮田町駅からは徒歩1分に位置する。店舗面積は233㎡で、客席数は80席。メニューはパスタやピザ、サラダをはじめ、カフェメニューやキッズメニューを提供。店内には物販コーナーも設け、ドレッシングやパスタソース、自社レストランや通販などの直販ルートのみで販売する「PIETROA DAY(ピエトロ ア デイ)」のスープなどの商品を販売する。営業時間は午前11時~午後10時(施設の営業に準じる)。
ピエトロのレストラン事業はコロナの影響が続くが、2023年3月期の黒字化を目指し、収益改善やエリアマーケティング発信機能の強化に取り組む。直営店では今年度、4月に「PASTA&TAPAS PIETRO池袋店」(東京都)と「ピエトロ アミュプラザくまもと店」(熊本市)を出店し、7月に「ピエトロ本店 セントラーレ」を大改装 。9月に名古屋への出店を計画するなど、今後も未出店地域に年3~5店舗ペースで出店し、食品事業とのシナジー効果などを図る方針。