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スマート南京錠用いた不動産管理システムの実証実験  KEYes


サービスの有効性検証

デジタル南京錠システムのサービスを提供するKEYes㈱(福岡市中央区大名2丁目、栗山真也CEO)は、6月15日から不動産業などのあなぶきグループとスマート南京錠サービスを活用した不動産管理システムの実証実験を開始した。期間は2カ月。
KEYesは南京錠を専用スマートフォンアプリから解錠できるシステム「スマート南京錠」を開発している。これは、近距離無線通信・ブルートゥースを活用し、鍵から発信される電波をスマホで受信することで専用アプリから南京錠を解錠できる仕組み。昨年末にスタートした「あなぶきオープンイノベーションプログラム」で採択され、実証実験に至った。スマート南京錠の解除履歴を把握し、解錠権限をコントロールするシステム「キーズパドロックシステム」を同グループのあなぶきハウジングサービスが管理する賃貸住宅の空室に取り付け、物件案内時、利用者のスマホに専用アプリをインストールし、そのアプリで南京錠の解錠操作をしてもらうことで同業者との鍵の受け渡し、返却業務をデジタル化するなどサービスの有効性を実証する取り組み。栗山CEOは「この実験はあなぶきハウジングサービスの取引先にも協力いただき、不動産業界におけるサービスの有効性と価値を測るとともに、スピーディーにシステムの融合を図り、実運用化を目指していく」と話している。
KEYesは2018年11月設立。資本金は2900万円(資本準備金含む)。事業内容は法人向け南京錠SaaSの開発・販売。

2020年7月7日発行