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スタートアップ企業を「プロ人材」でIPO支援 福岡市


週刊経済2021年7月6日発行

設立10年以内の中小企業を対象

福岡市は6月28日、スタートアップ企業に対するIPO支援事業、「プロ人材によるIPO支援プログラム」をスタートすると発表。参加企業の募集を開始した。
市が継続的に手掛けてきたスタートアップ支援の一環で、IPOに関するさまざまな専門知識を持つ「プロ人材」とスタートアップ企業をマッチングして経営に関するアドバイスやフォローアップを実施するほか、プロ人材の人件費に関わる費用の3分の1(上限90万円)を市が負担する。募集対象は福岡市内に本店を有する設立10年以内の中小企業で、募集件数は4件程度。うち1件はフィンテック、グリーンテック(エコ、リサイクル関連)関連企業とする。募集締切は7月12日。7月下旬までに採択者を決定し、8月中旬頃から支援プログラムを開始する。
高島市長は会見で「福岡からIPOによる新しい波を起こし、市の成長につなげたい」と話している。