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スタジアム飲食売店で新サービス アビスパ福岡


週刊経済2022年2月22日発行

キャッシュレスやモバイルオーダー対応

サッカーJ1のアビスパ福岡㈱(福岡市東区香椎ふ頭1丁目、川森敬史社長)は、2022シーズンからベスト電器スタジアムに出店する飲食売店全店でキャッシュレス決済に対応するなど新サービスを開始した。
2月19日のホーム開幕戦から実施し、コロナ禍の感染対策、混雑解消、顧客満足度向上で集客につなげる。今季は24店舗が出店。これまでのPayPayやd払いに加えて、クレジットカードやQRコード決済、交通系ICカードなど全26種に対応する。
また、新たに㈱ウフル(東京都港区、園田崇史CEO)が提供するモバイルオーダーシステム「売り子ール」を導入して一部店舗で事前予約サービスを開始。注文時アプリは不要で専用ウェブサイトから名前と店舗名を選択し予約できる。受け付けは試合開始4日前の正午~試合前日午後4時まで。スタジアムでの受け取りは試合開始3時間前~試合開始までとハーフタイム時間になる。試合前の受け取りは予約時20分単位で指定できる。
さらに、今季はスタジアムレイアウトを変更し、これまで入場後にしか入れなかった飲食ゾーンを分けることで開場前から利用できるようにした。ファンクラブ会員特典実施店舗では会員証を提示すると特典が受けられるサービスは継続する。同社では年末にコンペを実施し、スタジアムのトータルデザインに着手。クラブカラーのネイビー、ブルーヴェールダンス、シルバーの3色を基調に階段アート、のぼり旗やテントを統一する。川森社長は「今シーズンもコロナ禍での開幕となった。現地でのスポーツ観戦は非日常空間を味わえる場で、そこに一体感あるデザインを加えることで付加価値を高めていく。スタジアムに足を運んでいただけるようさまざまなサービスを追求していく」と話している。