NEWS

  • 地域

スウェーデンの家具店イケアが出店を計画  新宮町    大和ハウスも商業施設検討


 新宮町で区画整理事業を進める沖田土地区画整理事務所(新宮町大字上府、東美徳所長。業務代行者・西松建設株式会社)は、同区画整理地区商業地区に、スウェーデンの家具店・IKEA(日本法人イケア・ジャパン株式会社、千葉県船橋市浜町、ラース・ペーテルソン社長)が出店を計画していることを明らかにした。九州地区は初進出。
 3月13日に開業した新宮中央駅と、国道3号沿いというアクセスのよさから進出を計画した。出店予定地は、新宮駅東側正面の敷地8万平方m。売場面積は、国内の既存店舗と同規模の4万平方m程度になる見込み。同地区には、イオングループのロック開発株式会社が複合型商業施設の出店を計画していたが、経済情勢の悪化から09年8月に計画を中止していた。東所長は、「地区の地権者との契約が完了したわけではない。イケア本体の稟議で出店が承認されたので、当事務所と具体的な協議を始めたという段階」と話している。イケアは1943年にスウェーデン・ストックホルムで設立。グループの売上高は177億ユーロ(日本円・2兆1500億円)。グループの従業員数12万人。日本法人は02年設立。資本金は1000万円。従業員数は1300人。これまで関東・関西に5店舗を展開している。
 また、同区画整理地区では、3月15日、ハウスメーカーの大和ハウス工業株式会社(大阪市北区梅田、村上健治社長)が、商業地区内の用地を取得した。場所はイケア出店予定地周辺の敷地3カ所で、合計の敷地面積は8000平方m。概要は未定だが、商業施設の建設を計画している。