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ジャフコから5億円の資金調達 Braveridge
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デバイス開発やサービス提供を加速
無線通信技術を活用したIoT(モノのインターネット)製品の開発、製造を手掛ける㈱Braveridge(ブレイブリッジ、福岡市西区周船寺3丁目、吉田剛社長)は5月23日、㈱ジャフコ(東京都千代田区、豊貴伸一社長)が運営するファンドを引受先とする総額5億円の第三者割当増資を実施したと発表した。
増資後の資本金は2億6005万円(資本準備金2億5005万円)。この資金調達で、各種デバイス開発やサービス提供を加速させる。
ネット環境不要のIoT通信機器発表
また同日、新商品「BLEルーター」シリーズを発表した。同社が開発した通信モジュールを活用し、低コスト・低消費電力で、1㎞までの通信を可能にした。センサーなどの端末が取得したデータをブルートゥース(近距離無線通信)でBLEルーターに集約し、LTEや各種LPWAなどの無線通信網を中継してインターネットに接続する。例えば、オフィスビル内の複数のトイレに開閉検知器を設置し、開閉データを集約・送信、トイレの使用状況をスマートフォンなどで確認するといった使用方法のほか、ネット環境がない場所での児童・高齢者などの安否確認や、火災検知・開閉検知・牧場管理などの利用を想定している。
価格は、携帯電話通信規格(LTE)と接続する「BLE to LTEルーター」の場合、2年間の通信費込みで1万5000円からを検討しており、月額契約は不要。センサーなどの端末はルーター1台当たり20台まで接続が可能で、端末の価格は種類や数によって異なる。開閉検知器の場合、1台約2500円。今後量産化を進め、秋をめどに提供を開始する。
同社では「同シリーズを発表した展示会では、多岐にわたる業種の方にお立ち寄りいただいた。農業やビル・マンション管理など、幅広いシーンでの活用を見込んでいる」と話している。
同社は2004年7月設立。従業員数は本社・工場で合計88人。
2018年6月5日発行