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シンガポール支社を開設 ドレミング


アジア圏での事業化目指す

給与計算システムを開発するドレミング㈱ (福岡市中央区天神1丁目、桑原広充社長)は7月21日、シンガポール支社を開設した。イギリス、アメリカに次いで世界3拠点目となる。

ASEANを中心とするアジア地域で、銀行口座を持たない労働者を雇用する企業を対象に、税や社会保険料を控除した手取り給与額を日ごとに算出するソフトの事業化に向け開設したもの。現在は桑原社長と現地採用のスタッフ1人の計2人で運営しているが、将来的には現地採用で数十人体制を目指す。また、年内をめどにインドにシステム開発拠点の開設も進めており、発展途上国を中心に中国やアフリカ、南米へと展開していく予定。同社では「人口も多く、貧困格差が大きいアジア諸国での普及を進めることで、世界各国へシステムを導入する大きなきっかけになると考えている」と話している。

同社は2015年6月設立。資本金は8400万円で、従業員数は10人。

2017年8月29日発行