NEWS

  • 地域

シニアマンションの運営管理会社を設立   西日本鉄道   社名は「西鉄ケアサービス株式会社」


 西日本鉄道株式会社(福岡市中央区天神一丁目、長尾亜夫社長)は三月二十三日にシニアマンション「サンカルナ博多の森」(志免町)と今年十月に開設予定の「サンカルナ博多の森Ⅱ(仮称)」(同)の運営管理業務を受託する新会社・西鉄ケアサービス(同天神一丁目、花田恭一社長)を設立した。
 「サンカルナ博多の森」は、六十歳以上の健康な人が入居対象で、介護が必要となった場合には常駐の介護職員による介護サービスを受けながら暮らす高齢者向けマンション。また、隣接地に開設予定の「サンカルナ博多の森Ⅱ(仮称)」は、満七十歳以上ですでに要介護状態にある人を入居対象とし、入居当初より介護保険を上回る介護サービスが受けられるほか、看護師も二十四時間体制で常駐している高齢者施設。 
 同社の社長には花田恭一西日本鉄道株式会社マンション事業部長が就任した。資本金一千万円(西日本鉄道株式会社一〇〇%出資)、営業開始日は〇五年七月一日を予定。七月に「サンカルナ博多の森」の運営管理業務を受託し、十月から「サンカルナ博多の森Ⅱ(仮称)」の運営管理業務を受託する。従業員数約三十人、売上見込みは約三億円。
 同社では「サンカルナ博多の森、サンカルナ博多の森Ⅱの介護サービスや運営業務の新会社を設立することで、入居者に提供する介護サービスの品質をさらに向上させ、両施設の魅力を高めていきたい」としている。
 また、高齢者人口が増加し、地域密着型介護サービスの必要性が高まっているため、同社では本事業を通して得た介護事業のノウハウを活かして、今後訪問介護やデイサービス分野などへの事業展開を目指している。

2005.4.5 発行 週刊経済より