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システム投資の増加などで景況改善  九州・沖縄地区中小企業景況調査    2期振りにマイナス幅縮小


 (独)中小企業基盤整備機構九州本部(福岡市博多区祇園町、齊藤三本部長)が3カ月ごとに実施する九州、沖縄地区の中小企業景況調査の全産業の業況判断DI(「好転」―「悪化」/2015年4月~6月期)は、前期差2・0ポイント改善のマイナス17・5となり、2期振りにマイナス幅が縮小した。
 製造業で1・3ポイント悪化のマイナス17・0になったものの、システム投資の増加などが活発化した非製造4業種でマイナス幅が縮小した。事業別では、建設業が前期差7・7ポイント改善のマイナス2・3、小売業が5・2ポイント改善のマイナス27・9、卸売業が前期差3・6ポイント改善のマイナス12・9、サービス業が2・3ポイント改善のマイナス15・0だった。
 同調査は中小企業基本法で定義する九州、沖縄地区の中小企業を調査対象にしているもので、今回で140回目。2852社に聴き取り、有効企業数2797社で、回答率は98・1%だった。