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シェアサイクル事業を民間委託 久留米市


週刊経済2024年2月06日発行号

4月から150台導入

久留米市(原口新五市長)は昨年11月、シェアサイクル事業の㈱neuet(福岡市中央区長浜1丁目、家本賢太郎社長)と連携協定を締結し、4月から「チャリチャリ」を導入する。
福岡市、熊本市などで事業展開する「チャリチャリ」を導入し、久留米市内の二次交通の活性化を図るもの。導入台数は150台(うち電動アシスト自転車20台)で、ポート数は16カ所。neuetが発表している展開計画では、28年度には市内90カ所、500台体制を目指し、住宅エリア・マンションや日常移動の接点となるコンビニ・スーパー・商業施設などの民間ポートを中心に設置を進めていくとしている。
同市が2015年から運用しているコミュニティサイクル事業「くるクル」は3月末でサービスを終了するが、ポート、ラック、看板は「チャリチャリ」で活用する予定。また、「くるクル」で使用していた自転車100台も市内イベントや災害時用に転換する。都市建設部交通政策課の田中吉成主幹は「今後のシェアサイクル事業はneuet主導で進めていくが、市民への周知、広報のほか、要望があれば公共用地の確保にも努めていく」と話している。