シェアサイクルサービスを福岡市で開始　東京都のメルカリ

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全国初、２月２７日から

スマートフォン向けフリマアプリ企画・開発・運営の㈱メルカリ（東京都港区六本木６丁目、山田進太郎代表取締役会長兼ＣＥＯ）は２月２７日から、シェアサイクルサービス「メルチャリ」の提供を福岡市で開始する。サービス導入都市は福岡市が第一弾で、今後展開地域を拡大していく。

運営は、グループ会社の㈱ソウゾウ（同所、松本龍祐社長）が手掛ける。ＱＲコードで解錠できるスマートロックを搭載した専用の自転車を使用し、地域の民間企業や個人宅、店舗の軒先など提供されたスペースを貸出・返却のポートとする「共同運用型」。使用方法は専用アプリをダウンロードし、アプリ内のマップに記載されている専用ポートで自転車を借りて、目的地近くのポートに返却する。自転車に内蔵されたＧＰＳで常時自転車の駐輪場所を把握し、サポートトラックが放置・違法駐輪の自転車や故障車を移動・回収することで、各ポートを常に最適な状態に保つという。利用料金は１分当たり４円で、クレジットカード払い、コンビニ払い、ＡＴＭ払いに順次対応する。

福岡市内では博多・天神・ウォーターフロントを中心に、サービス開始時点でのポート数は５０カ所、自転車は４００台以上の設置を予定しており、夏頃までにエリアの拡大と２０００台程度の自転車の投入を目指す。ポート提供者はホームページで募集しており、２月１３日時点でポート提供に参画するパートナー企業はアパホテル㈱、㈱イデックスオート・ジャパン（バジェット・レンタカー日本総代理店）、㈱インベスターズクラウド、㈱ファミリーマート、福岡地所㈱、㈱ベイサイドプレイスなど１３社となっている。

同社では「福岡市にはメルカリのカスタマーサポートの拠点があったことに加え、都市機能がコンパクトに整っており、自転車で移動するのに適した立地。また、イベント開催時にはバスやタクシーなどの公共交通期間が逼迫しやすいという交通課題もある。メルチャリの提供を通じて、福岡市の交通をスムーズにし、地域の活性化に広く貢献していきたい」としている。

2018年2月20日発行